2018
03.19
03.19
goro’s AMERICAN SPIRIT
AMERICAN SPIRIT
1982年
アメリカ、ニューメキシコ州、サンタフェの鉄道構内に敷かれた線路脇にに、ちっぽけな小屋があった。
その中で、2人の男が何時間も飽きることなく楽しそうに話し込んでいる。
まるで、お気に入りのレコードや本の話でもしているように、
2人の会話が途切れることがない。
直感に導かれるような不思議な時間だった。
お互いが沸き出るアイデアを抑えることが出来ない。
はたから見たら中の良い友人同士が趣味やバカンスの予定でも立てているような
気楽なものに見えたに違いない。
だが、2人の会話の目的は。もっともっと深い場所を目指していた。
ヴィジョンは唐突に、ネイティブアメリカンのスピリットを纏って降りてきた。
サンタフェには北米大陸最古の住宅・タオスプエブロに住む人々をはじめとして、
数多くのネイティブ・アメリカンたちが生活している。
彼らが儀式などで用いた神聖なハーブとしてのタバコ。
タバコとは大いなる空の恵みと母なる大地が融合したものであり、
その煙を吸うことで自然と一体となる。
ネイティブアメリカンのリスペクトを込めて、
これから自分たちで作っていくタバコを「NATURAL AMERICAN SPIRIT」
と名を付け、ロゴもネイティブアメリカンをシンボルとした。
そしてこれ。
ゴローさんにとってのNothing is Everything。
アメリカへの関心、憧れ、
そしてなによりも、ゴローズのインディアンジュエリーとしての価値観、
より一層再確認。
さて、
今日は何をどう組んでみようか。
不思議とそんな気持ちになりました。